ヨガソックスって本当に必要?――そう疑問に感じたあなたへ。
スタジオや自宅ヨガで足元が滑ってポーズが安定しない、衛生面が気になる…そんな悩みを解決するのがヨガソックスです。
この記事では、裸足との違いから5本指・指なし・滑り止め付きの特徴、失敗しない選び方、買えるお店、手編みのコツまでを初心者にもわかりやすく解説します。
読めば自分にぴったりの一足が見つかりますよ。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
ヨガソックスって本当に必要?その役割とメリットを解説
ヨガソックスは、滑りやすい床や足先の冷えが気になる環境でも快適にポーズを取れる便利アイテムです。この記事ではまず裸足との性能差を整理し、足裏のグリップが安全性やフォーム安定に与える影響、衛生面やファッション性までを順に解説。
読後には、自分にヨガソックスが必要かどうかを具体的に判断できる知識が身につきます。
- 裸足との違い
- 滑り止め効果
- 人気の理由
裸足との違い
ヨガは裸足で行うイメージが強いものの、床材やマットの素材、湿度によって足裏が汗ばみ滑ってしまうことがあります。ヨガソックスを履くと汗を吸収し、指が独立して動くためグリップ力が向上し、ポーズが安定します。
さらに足先の冷えを防ぎ、冬場のスタジオでも集中力を切らさずに練習を続けられる点も大きな差です。加えて、スタジオ帰りに靴を履く際も足裏がさらっとしているので不快感が少なく、移動時の快適さにもつながります。
滑り止め効果
ヨガソックスにはシリコンやPVCなどで作られたドット状の滑り止めが足裏全体または母趾球・踵部分に配置されています。これによりマットと足との間に摩擦が生まれ、ダウンドッグやウォーリアⅡのように体重が前後左右にかかるポーズでも足が流れにくくなります。
初心者が苦手意識を抱きやすいバランスポーズの練習を安全にサポートしてくれるのが最大のメリットです。上級者にとっても細かな重心調整がしやすく、フォームの精度向上に役立つため、段階を問わず活用されています。
人気の理由
ヨガソックスが人気を集める理由は、グリップだけでなく衛生面とファッション性にもあります。スタジオの共用マットを使う場合でも直接肌が触れないため清潔さを保て、汗染みの不安も軽減。
さらにカラフルな柄やブランドロゴ入りのデザインが豊富で、ウェアとのコーディネートを楽しめます。薄手で軽く、洗濯後もすぐ乾くので予備を持ち歩きやすい点も支持される要素。こうした実用性とおしゃれ感の両立がリピーターを増やしています。
指なしと5本指ソックスの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを知ろう
指の動きをどこまで自由に保つか、グリップ力や履きやすさをどうバランスさせるか――ヨガソックス選びでまず迷うのが「指なし」か「5本指」かという点です。
本章では両タイプの特徴を整理し、シーン別に最適な選択ができるようメリット・デメリットを具体例とともに解説します。さらに最後に失敗しない選び方のポイントも紹介するので、自分の練習スタイルや足の形に合う一足を見つけるヒントにしてください。
- 指なしのメリット
- 5本指のメリット
- タイプ別デメリット
- 選び方ポイント
指なしのメリット
まずは指なしタイプの良さから確認しましょう。
指なしヨガソックスは足先が完全に露出しているため、裸足同様の開放感と高い通気性が得られます。汗をかいても蒸れにくく、足裏の細かな感覚を失わないのでバランス系ポーズで地面をつかむ感覚がダイレクトに伝わるのが最大の強みです。
つま先がフリーなので装着が楽で、レッスン前後にストレスなく脱ぎ履きできる点も人気の理由。指先にネイルをしている人や、ヨガ後にそのままサンダルを履きたい人にも好評です。
5本指のメリット
次に5本指タイプのメリットを見ていきましょう。
5本指ヨガソックスは各指を独立させて包む構造により、指間の汗を吸収しつつ指一本一本の可動域を最大化します。これにより踏ん張りがききやすく、ダウンドッグやハイランジなど体重を前後に移動させるポーズで足が流れにくいのが大きな特徴。
さらに血行促進や冷え対策にも効果的と言われ、冬場の冷たいスタジオでも足先がかじかみにくいのが利点です。指同士の摩擦が減るためタコや靴擦れを防ぎたい人にも適しています。
タイプ別デメリット
メリットがあれば注意点もあります。両タイプの弱点を把握しましょう。
種類 | 弱点 |
---|---|
指なしソックス | 指先の汗で滑りやすく安定感が低下しやすい。共用マットでは衛生面で不安を感じる人もいる。 |
5本指ソックス | 装着に時間がかかる。指が太めの人にはフィット感が合わないことがあり、締め付けが強すぎると血行を妨げる場合がある。サイズ選びを誤ると快適性が下がる。 |
選び方ポイント
最後に、自分に合うタイプを選ぶコツをまとめます。
大切なのは「練習環境」「発汗量」「装着の手間」「フィット感」の4軸で比較すること。ホットヨガや汗をかきやすい体質であれば吸汗性とグリップが高い5本指+滑り止め付きが安心です。
通気重視で動きに制限を感じたくないなら指なし+薄手素材を選択。試着できる場合は指股の圧迫感や土踏まずのサポート感をチェックし、長時間履いても違和感がないか確かめましょう。
価格だけでなく、耐久性や洗濯後の縮みも忘れずに確認すると失敗を防げます。
滑り止め付きヨガソックスのメリットとデメリットを知ろう
滑り止め付きヨガソックスは、足裏にシリコンやPVCプリントで配置されたグリップが付いているため、マットと足の間にしっかりと摩擦が生まれます。ダウンドッグやプランクのように体重が前後に移動するポーズでも足が流れにくく、フォームを安定させやすいのが最大の魅力です。
一方で、滑り止めが厚手すぎると足裏の感覚が鈍り、マットとのフィーリングが変わってしまうデメリットも存在します。本節では、グリップの素材や配置パターンの違い、安全面・洗濯時の注意点を含めて、購入前に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
- 滑り止めの種類
- 滑り止めの弱点
- 人気製品比較
- 洗い方の注意
滑り止めの種類
まずはグリップ素材と配置方法のバリエーションを押さえましょう。
滑り止め付きヨガソックスに使われる主な素材はシリコン、PVC、TPRの3種類です。
素材 | 特徴 | 弱点 |
---|---|---|
シリコン | 柔軟で割れにくく、細かいドットを敷き詰めて全面グリップが可能 | 特になし(バランスが良い) |
PVC | 硬めの質感で耐久性が高く、大きめパターンで高い摩擦力を発揮 | (なし)ただし硬いので厚み感がある場合も |
TPR | ゴム特有の弾力で最も粘着度が高い滑り止め | 熱に弱く乾燥機で劣化しやすい |
グリップ配置は〈全面ドットタイプ〉〈母趾球+踵のみ〉〈足裏のアーチ沿い〉などがあり、バランス系ポーズが苦手なら全面タイプ、足裏の感覚を重視するならポイント配置を選ぶのがおすすめです。
滑り止めの弱点
どんなアイテムにも短所はつきもの。グリップ付き特有の注意点を確認しましょう。
最大の弱点は「マットの種類によっては逆に引っかかり過ぎる」点です。天然ゴム製の高グリップマットとシリコン突起が噛み合うと、微調整の足運びがしづらく膝や足首に負担がかかる場合があります。
またホットヨガで大量の汗をかくと、グリップ面に水分の膜が張り、かえって滑りやすくなることも。さらにドットが厚すぎるモデルは体重が一点に集中しやすく、長時間のスタンディングポーズで足裏が痛くなるケースがあります。
滑り止め効果が落ちてきたら柔らかいブラシでホコリを除去し、中性洗剤で軽くもみ洗いしてドライ乾燥するメンテナンスが不可欠です。
人気製品比較
選びやすいように、売れ筋モデルの特徴をざっくり比較してみましょう。
たとえば「グラデーションシリコングリップ付き5本指ソックス」は全面ドットで初心者でも安定感抜群、厚さ1.5mmの滑り止め層で床の感覚を残しつつ汗で滑りにくい点が評価されています。
一方「オープントゥ指なしPVCグリップソックス」は母趾球と踵のみ大粒グリップを配置し、裸足の解放感を維持する設計がホットヨガ派に人気。
3COINSの「ポイントTPRグリップ薄手モデル」は価格が400円台と圧倒的にリーズナブルで洗い替え需要に応えています。自分が重視するのが安定・解放感・コスパのどれかで製品を選び分けると失敗がありません。
洗い方の注意
滑り止めの寿命はお手入れ次第。長く使うためのコツを押さえましょう。
滑り止めプリントは熱と摩擦に弱いため、洗濯機を使う場合は必ずネットに入れ、弱水流または手洗いコースで洗うのが鉄則です。洗剤は漂白剤や柔軟剤入りを避け、中性洗剤を少量溶かして優しく押し洗いするとプリントの剥離を防げます。
脱水後は直射日光を避け、陰干しで自然乾燥させるのがベスト。乾燥機やアイロンは厳禁です。表面に汗や皮脂が残ると黄ばみや臭いの原因となるため、レッスン後はできるだけ早く洗濯し、完全に乾かしてから保管しましょう。定期的にブラシでグリップ面の埃を払うと粘着力が長持ちします。
ヨガソックスはどこで買える?おすすめの購入先まとめ
ヨガソックスはスポーツ専門店だけでなく、ユニクロ・しまむら・3COINS(スリコ)のような身近なファッション量販店でも手に入ります。実店舗なら試着してサイズ感やグリップの強さを確かめられるのがメリット。
オンラインストアなら在庫が豊富で限定カラーも狙いやすく、口コミをチェックして比較検討できる点が魅力です。それぞれのショップごとに品ぞろえ・価格帯・特徴が異なるため、自分の練習スタイルや予算に合わせてうまく使い分けましょう。
- ユニクロで探す
- しまむらで探す
- スリコで探す
ユニクロで探す
手頃な価格とベーシックなデザインで選びやすいのがユニクロの魅力です。
ユニクロのヨガ向けソックスは「エアリズム」「ヒートテック」シリーズなど吸汗速乾や保温機能付きが充実し、季節ごとに快適な履き心地を提供します。価格は1足390円〜790円程度とリーズナブルながら縫い目が平らでフィット感が高く、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが特徴。
オンライン限定で5本指タイプや滑り止め付きモデルが販売されることもあり、店舗受け取りを選べば送料無料で入手可能です。カラーはベーシック中心なのでウェアと合わせやすく、初めての1足にもぴったりです。
しまむらで探す
とにかくコスパ重視で選びたい人はしまむらをチェック。
しまむらのヨガソックスは1足税込319円〜539円前後という圧倒的な低価格が魅力で、週替わりセールでさらに安くなることも。ゆったりした作りの指なしタイプや、足底全面にPVCドットを配置した滑り止め強化モデルなど、在庫は店舗ごとに異なるため宝探し感覚で選べます。
人気アニメやキャラクターコラボ柄も登場するため、デザイン重視派にもおすすめ。店舗でサイズ確認をしながらまとめ買いし、練習用に複数枚ローテーションすると洗い替えに困りません。
スリコで探す
おしゃれ感とワンコイン以下の価格を両立したいなら3COINS(スリコ)が狙い目です。
3COINSのヨガソックスは基本価格330円(税込)で、季節ごとに色・柄が更新されるためトレンドを取り入れやすいのが魅力。足裏の母趾球と踵だけにTPRグリップを配置した薄手モデルは、マットの感覚を損なわずに滑り止め機能を確保できると評判です。
指なし・5本指どちらも展開され、ポーチとセットになったスターターキットも人気。店舗は在庫変動が激しいため、公式アプリの入荷通知やオンラインショップを活用してお目当てのカラーを確実にゲットしましょう。
ユニクロ、しまむら、3COINSを紹介しましたが確実に販売しているとは限りません。なので、店舗に行かずに購入できるのはネットが確実に購入できるかと思います。ネットで購入できるものも紹介します。
ヨガソックスのおすすめ商品10選
ここではヨガソックスのおすすめ商品10選を紹介します。
[Bethany Home] ヨガソックス 五本指 2足セット
フリーサイズ(約21-23cm)。素材構成: 80% 綿, 20% ポリエステル。カラー:グレー、ブラック。
コットンとポリエステルを採用しており、上品な質感と柔らかい肌触りで履き心地良いです。吸水性・速乾性があるので汗をかいてもすぐに乾きます。
[Huijokf] ヨガソックス ピラティスソックス 滑り止め 抗菌防臭
足指1本1本を独立させる5本指デザイン採用。ソックス裏全面に施したシリコン滑り止めがヨガマットをしっかりキャッチ。ピラティスやホットヨガの激しい動きでもポーズをキープし、バレエやマシントレーニング時のふんばり力をサポート。裸足に近い自然な接地感でトレーニング効果を最大化します。
[Win.Deeper] ヨガ ソックス ヨガ靴下 バレエ ピラティス 滑り止め付
滑り止めが付いているのでしっかりグリップします。むずかしいポーズも滑らず安心
ヨガやピラティス、フィットネス、ダンスやバレーなど様々なシーンで着用できる靴下です。
[AVILMORE] ヨガ レッグウォーマー
たっぷりとしたボリューム感が人気のレッグウォーマーです。つま先・かかとが出るので、滑りにくく、ヨガやフィットネス、スポーツにお使いいただけます。秋冬の防寒対策・春夏の冷房、足元の冷え対策と1年中着用可能です。
adidas(アディダス) ヨガソックス M/Lサイズ
ドット柄のグリップベースと伸縮性のあるストラップでデザインされています。ソフトで通気性のあるコットン素材のため、よい履き心地をご提供します。お手入れ方法は手洗い後、しっかり乾かして下さい。速乾性がございます。静止摩擦と衛生面の両方を向上させていますので、パフォーマンスの向上を提供します。
[AllToze] 五本指ソックス すべり止め 3足セット
5本指ソックスで足指が広がり、自由に使えることでしっかりと踏み込めます。パフォーマンスの向上につながります。血行促進、疲労やむくみ軽減効果にも期待できます。
[ワンダー ステージ] ヨガソックス 5本指 滑り止め メンズ
汗をかいても滑りにくく素足よりも快適
足元を安定させるグリップ付き
1本ずつ足指を動かせ、バランスも向上
[QQOLi] 【スタジオ監修】 ヨガソックス
人間工学に基づき足裏のグリップを配置しました。滑らず安心してポーズや運動を行うことでき、パフォーマンス向上のお手伝いができます。
[Wisdompro] ヨガソックス 5本指 指なし 滑り止め付き
足裏に滑り止めが付いているため、グリップ力がかなり高く、運動時の安定性をアップして、素足と同じ感覚で難しいポーズでもバランスをしっかり保てます。5本指分けと指先なしという設計より、通気性よく、つま先が自由に動け、ヨガが快適になります。
[LA Active] グリップソックス
バーやピラティスクラス、ヨガ、プランクポーズ等に集中している時や、単に滑りやすい上を歩いているときでも、より強力で、環境に配慮した PVC パターンが、より一層のグリップ力と牽引力を引き出すように、かかとまでカバーされています。
失敗しないヨガソックスの選び方4選
ヨガソックスは「見た目が可愛いから」「とりあえず安いから」という理由だけで選ぶと、滑りやすかったりサイズが合わず集中できなかったりと失敗しがちです。
ここでは、サイズ計測・素材・滑り止めの要不要・指の形状という4つの軸でチェックすべきポイントを整理。自分の練習環境や体質に合った一足を選べるよう、具体的な比較方法と判断基準をわかりやすく解説します。
- サイズの測り方
- 素材と季節性
- 滑り止め要否
- 5本指か指なしか
サイズの測り方
まずは基本のサイズ計測を押さえましょう。
【ヨガソックスのサイズの測り方】
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1足長と足囲を測る
かかと〜つま先までの長さ(足長)と、親指付け根〜小指付け根の一周(足囲)を計測しましょう。ヨガソックスは伸縮性があるため、正確な測定がフィット感の失敗を防ぎます。
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2正しい姿勢で測定
立った状態で体重を均等にかけ、メジャーが床と水平になるよう注意してください。
step
3メーカーのサイズ表を確認
各ブランドのサイズ表を見て、自分の足に合うサイズを確認します。伸縮許容量(例:±1cm)も一緒に見ておきましょう。
step
4サイズ感の目安
ぴったり過ぎると血流が悪くなり、ゆる過ぎると滑り止めがずれてしまうことがあります。「少しタイトなくらい」がちょうど良い目安です。
step
5試着してかかと部分をチェック
足幅が広めの方はワンサイズ上がおすすめ。試着してかかと部分に余りが出ないかを確認しましょう。
素材と季節性
一年中快適に練習するためには素材選びがカギです。
汗を多くかくホットヨガや夏場のレッスンには、吸汗速乾に優れたポリエステル×ナイロンの混紡やバンブー繊維が快適。冬場や冷房が強いスタジオでは、保温性の高いコットン主体やウール混を選ぶと足先の冷えを防げます。
化学繊維100%だと滑り止め加工が剝がれにくいメリットがある一方、静電気やニオイが気になる場合は抗菌防臭加工の有無もチェック。季節や発汗量に応じて薄手と厚手をローテーションすると、洗い替えが増えても乾きやすく衛生的です。
滑り止め要否
グリップ付きが万能とは限りません。必要性を見極めましょう。
一般的なヨガマット(PVCやTPE製)であれば、初心者ほど滑り止め付きのほうがポーズが安定しやすく安心感があります。しかし天然ゴム製の高グリップマットを使用している場合や、フロー系で足さばきを重視する上級者は、滑り止めが強過ぎると足裏が固定され過ぎて関節に負担がかかることも。
ホットヨガでは汗膜でグリップが機能しにくくなるため、タオルやヨガラグを併用して摩擦を確保するのがコツ。自分の練習スタイル・マット素材・発汗量を総合して判断しましょう。
5本指か指なしか
最後に、指の形状で履き心地と安定感が大きく変わります。
5本指ソックスは指ごとに独立して動けるため踏ん張りが利き、汗を吸収して指間のムレを防止。バランスポーズや立位が多いレッスンに最適です。一方指なしタイプは着脱がスムーズで裸足に近い開放感があり、ピラティスやフロー系で足裏の感覚を最大限活かしたい人に向いています。
冷え性の人は5本指+甲まで覆うデザイン、通気重視なら指なし+甲開きデザインなど、目的と季節で選び分けると失敗しません。どちらか迷う場合は、まず5本指の薄手モデルから試すとグリップと通気のバランスを体感できます。
ヨガソックスは手編みできる?編み方の基本とコツ
市販品ではサイズ感やデザインが今ひとつ合わない——そんな人にこそ手編みヨガソックスはおすすめです。糸や色を自由に選べるので、足幅が広め・甲高といった個々のフィット課題も解決できますし、滑り止め位置を自分の重心に合わせて配置できるのも大きなメリット。
材料費は1足あたり1,000円前後で済むうえ、編み図は無料公開が豊富なのでコスパも抜群です。冷え対策にウール混、ホットヨガ用に吸汗速乾糸など、素材選びからカスタムできる楽しさを味わいながら唯一無二の一足を仕上げましょう。
- 必要な材料
- 基本の編み方
- 滑り止めの付け方
- 初心者向け動画
必要な材料
道具をそろえれば準備は8割完了です。
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1基本の材料
- コットンまたはバンブー混の中細〜合太糸:50〜60g
- 4本棒針または輪針(2.25〜2.75mm)
- とじ針
- 目数リング
- 滑り止め用シリコンペン
step
2素材の選び方
- 吸汗・耐洗濯性を重視するなら、コットン80%以上が快適。
- 冷え対策ならウール混がおすすめ。
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35本指ソックスの注意点
- 5本指タイプは編む指が5本×左右で10本になるため、糸はやや多めに用意する。
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4輪針の選び方
- 輪針は80cmケーブルのマジックループ技法対応タイプが汎用性高く、初心者でも目を落としにくい。
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5小物のポイント
- 目数リングは段数カウントや減らし目の位置マーキングに必須。
- シリコンペンは100円ショップでも手に入るが、耐久性を求めるなら手芸店の滑り止め専用タイプがおすすめ。
基本の編み方
工程は「履き口→甲→かかと→足底→つま先」の順に進みます。
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1伸縮性作り目で履き口を編む
- 34〜40目程度の作り目を行い、1×1リブを約1.5cm編むことでズレを防止します。
step
2甲部分をメリヤス編み
- 好みの長さまで甲部分をメリヤス編みで編み進めます。
step
3かかとを編む
- 「引き返し編み」または「ショートロウヒール」を使って、角を滑らかに形成します。
step
4足底部分を編む
- 土踏まず部分だけ減目し、アーチサポートを強化。これにより脱げにくく快適になります。
step
5つま先部分の仕上げ
- 指なしタイプはゴム編み止めで閉じて完成。
- 5本指タイプは目を5分割し、各指をメリヤス編み→減目→メリヤス→メリヤスはぎで閉じる工程を繰り返します。
step
6段数マーカーで長さを調整
- 左右の長さを合わせるため、段数マーカーを活用して編むと仕上がりが美しくなります。
滑り止めの付け方
最後のひと手間でグリップ力を自在に調整!
完成したソックスの裏を上に敷き、母趾球と踵を中心に直径5mmほどのシリコンドットを等間隔に配置します。バランスポーズを重視したい人は全面ドット、足裏感覚を優先する人はライン状に2〜3列がベター。
塗布後は平らな場所で24時間以上自然乾燥させ、完全硬化を確認してから着用しましょう。シリコンが厚く盛り上がり過ぎると突起で足裏が痛むため、ペン先を布に軽く押し付ける程度の圧でドットを小さく統一するのがコツ。
洗濯はネット使用の弱水流にして剝離を防ぎ、剝がれが出てきたら同じ箇所に追い塗りすれば長持ちします。
初心者向け動画
文章より動きで覚えたい人は動画で時短学習。
YouTubeには「編み物チャンネルあむゆーず」「靴下ニッターたまご」「VeryPink Knits」など、字幕付きで靴下を解説する良質な動画が多数あります。日本語解説の多くは甲→かかと→つま先のシームレス編みを採用しており、ステップごとにチャプター分けされているため巻き戻しも簡単。
5本指の指分けや引き返し編みは静止画だけでは理解が難しいポイントですが、動画なら指の運び・糸のテンションが一目瞭然。再生速度を0.75倍に落として針の動きを真似しながら編むと上達が早まります。滑り止め塗布の実演もアップされているので、仕上げ前にチェックしておけば失敗知らずです。
おすすめのヨガソックスの編み方のYouTube動画を紹介
ここではいくつかヨガソックスの編み方についての動画を紹介します。
まとめ
ヨガソックスは「ポーズが安定する」「衛生的で快適」「足元コーデも楽しめる」と三拍子そろった優秀アイテムです。本記事で紹介した〈指なし・5本指・滑り止め付きの違い〉と〈サイズ・素材・購入先のチェックポイント〉を押さえれば、自分にぴったりの一足を選ぶのはもう難しくありません。
さらに手編みならデザインもフィット感も思いのまま。まずは気になるタイプを試し、快適な足元でヨガの集中力とパフォーマンスをワンランクアップさせてみてください。